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お金の教育の必要性を感じるきっかけになった出来事

初めての口座開設で違和感を覚える

私がお金の教育の必要性を持つきっかけになった小さな出来事があります。それは大学生になりバイトを始めて、給与振込用の口座を作った時です。

それまで自分の口座を持っていなかったので、銀行で口座を開設しました。

銀行口座の開設は、銀行へ行けば難なくできました。

その時に、これまで学校や家庭で「勉強しろ」と頻繁に言われてきたのに、(といっても私の周りには勉強を強要する人が少なかったのは幸運でしたが)お金に関することは何も教えられてこなかったと感じました。普通口座と当座口座の違い、普通預金と定期預金の違いなど。

口座開設をする程度のことでしたら、学校で教える程のことではないのかもしれませんが、家庭でもそういった話はしたことがありませんでした。

学校ではあれだけ、様々な教科の勉強を(強要)するのに、お金のことは教えてくれない。この銀行口座を開設した時に感じた小さな違和感が後になって考えてみるとファイナンシャルプランナーになるきっかけの一つだったと思います。

私の家庭は昭和〜平成の典型的な家庭で、会社員の父と専業主婦の母、2つ下の妹がいる環境でした。何不自由なく育ててもらったからこそ、家庭内でお金のことを話す機会がなかったのかもしれません。

パワハラを経験して

プロフィールにも書きましたが、新卒で入社した会社でパワハラを受け休職する経験をしました。収入が減り、将来に対して不安を覚えました。休職する前は、生活に困らないくらいの給与をもらっていましたが、休職したことで、生活に不安を覚えました。傷病手当を貰うことはできましたが、給与の6割強ほど。恐らく同じ会社に留まることはできないと悟り、20代後半で大したスキルもないので、転職しても年収が下がってしまうのは必須でした。そういった不安とちょうど仕事もお休みをしていたので、お金のことを勉強するようになりました。ファイナンシャルプランナーの勉強をしていると、いかに学校や家庭ではお金のことを教えてくれない、また自分でも学んでいないことを認識しました。

お金の教育の必要性

しかしお金の話こそ家庭や学校ですべきだと思っています。

一昔前であれば、社会人になり一つの会社に勤め上げ、退職金と年金で老後を過ごす。そんなライフスタイルの中ではお金の話をする必要がなかったのかもしれません。しかし現在は、銀行にお金を預けても金利は雀の涙ほど。にも関わらず未だに貯金をすることがスタンダードになっています。政府も貯蓄から投資へと言っていますが、投資について学んだことがない人がいきなり投資に向かうことはありません。

お金の勉強をしてこなかったが故に、甘い話を信じ、悪い人や会社に騙されて大金を失ってしまう。そんなことがあってはいけないのですが現実では数多くあります。

また銀行でさえも、顧客が不利益を被ると分かっていても、手数料で稼げる投資商品などを勧めてくることもあります。

クレジットカードを作ると知らずのうちにリボ払い設定されていていつの間にか利息を支払っている。こんなことが当たり前に起きているのです。

全てを無くすことはできないと思いますが、知っていれば防げることが多くあります。

FPの資格を取るための勉強をしているとお金に関する様々な事に関して無知であると自覚しました。

知っておくべき情報を知る機会がない。そんな状況を少しでも減らせれば良いと思っています。また、お金のことが原因でやりたいことを諦めてしまったり、お金のことで悩んでしまうこと自体が勿体無いと思っています。悩むことは素晴らしいことだと思っているので、悩むのはお金以外のことで。それを理想にファイナンシャルプランナーとして活動しています。現在お金のことで不安や悩みを抱えている方、お気軽にご相談ください。

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