目次
こんにちは、FPエビです🦐
今回は、私自身の休職体験を振り返りながら、「言葉にされなかった優しさ」について綴ってみたいと思います。
休職のきっかけは「ある朝、倒れたこと」
当時、職場でパワハラを受け続けていました。
心と体が限界を迎えていたのに、それでも「歯を食いしばって耐えなければ」と思っていたある日。
通勤中、ふと意識を失って倒れてしまいました。
病院で「適応障害」と診断され、休職することになりました。
期間は約8ヶ月。今思い返しても、あの時離れなければどうなっていたかわかりません。
「大丈夫?」と言われなかったことが、心の支えになった
当時は、実家暮らしだったので、休職中は家族の世話になっていました。
でも、よくある「大丈夫?」「早く元気になってね」といった言葉は、ほとんどかけられなかった記憶があります。
それが、私にはありがたかったんです。
言葉で心配されると、かえって「早く元気にならなきゃ」と焦ってしまう。でも、何も言わずに普段通りに接してくれることで、「信頼されているのかな」と感じられたんです。
その気づきは、時間が経ってからやってきた
「なんであのとき、あまり“心配の言葉”がなかったんだろう?」
そう思ったのは、回復して心に少し余裕ができた頃でした。
最近また、雨の日が続いていて、ふとそのときのことを思い出しました。
「言葉にしない優しさ」ってあるんだな、と今なら思えます。
休職中の私の1日
この8ヶ月は、前半・中盤・後半で過ごし方が大きく変わりました。
- 初期:ベッドから出られず、何もせずに1日が過ぎる。テレビも、食事さえも、気力が湧かず難しい。
- 中期:通院を続けつつ、少しずつ外を歩いたり、短時間の散歩をするようになる。
- 後期:図書館に通うようになり、リワークプログラムにも参加。友人と食事に行くこともあったが、休職していることは話せなかった。自分のプライドもあったし、心配をかけたくない気持ちから。
ゲーテの言葉がずっと心の中にあった
without haste, but without rest
急がず、しかし休まず
この言葉に初めて出会ったのは、就職してすぐの頃。
ある本に出てきて、「これだ!」と思ったのを覚えています。
元々私は、継続することが苦手で、焦って結果を求めがちなタイプでした。
だからこそ「急がず」という言葉に救われました。
「今は止まっているように見えても、ちゃんと“回復”という名前の前進をしているんだよ」と言われている気がして。
過去の自分に伝えたいこと
- パワハラに悩んでいたあの頃の自分には、こう伝えたい:「早く離れて。誰かに相談して。耐えてもいいことはないよ!」
- 休職中の自分には、こう言いた:「今は“自分を見つめる時間”。焦らなくていい。きっと“あの時間があってよかった”と思える日が来るよ。」と。
そして実際に、後から同僚にこう言われたこともありました。
「あの頃、急に休まれて大変だったよ〜!爆笑😂」
その言葉にハッとした驚きのような、笑ってしまったような……
でも、あえて“普通”に接してくれたことが、やっぱり嬉しかったです。
最後に|今、しんどい誰かへ
今この瞬間、誰かに「頑張って」と言われるよりも、
ただそっと、普段通りに接してくれる存在が支えになることもあります。
何もしていないように見えても、ちゃんと前に進んでる。
焦らなくていいし、止まっているわけじゃない。
“言葉ではない優しさ”に、あなたもきっと支えられているのかもしれません。
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