不動産投資を始めたきっかけ|きっかけは“働けなくなった”こと
働けなくなって初めて気づいた「会社依存のリスク」
「もう働けないかもしれない」──
それが、不動産投資を考えるようになった最初のきっかけでした。
当時の私は、職場でのパワハラが原因で心身を壊し、休職を余儀なくされていました。

朝起きても体が動かず、何をする気にもなれない。
体はだるいのに眠れない状態。そんな日々が続いていました。
幸い、休職中は「傷病手当金」を受け取ることができたので、すぐに生活が困ることはありませんでした。

けれど、そのお金にも支給期間がある。
「もし、このまま働けなかったら…」と思った瞬間、全身が冷たくなるような不安に襲われました。
それまでの私は、「会社にいれば大丈夫」「正社員なら安定」という思い込みの中で生きていました。
でも、いざ働けなくなると、会社にすべてを依存していた自分の危うさに気づいたんです。
FPの勉強が“お金の不安”を変えた
体調が少しずつ回復してくると、「もう一度同じ働き方をして、本当に大丈夫なのか?」という疑問が湧いてきました。
それが、「会社に頼らずに生きる方法」を探すきっかけになりました。
まず始めたのは、お金の仕組みを学ぶこと。
不安の正体を知りたくて、FP(ファイナンシャルプランナー)の勉強を始めました。
勉強を進めるうちに、資産運用や副収入の考え方を知り、「お金を“守る”だけでなく、“増やす”力も必要だ」と感じるようになったんです。
その中で出会ったのが「不動産投資」でした。
本やネットで調べてみると、思っていたよりも身近で、再現性のある仕組みだと感じました。
「もし自分でもできたら、会社に頼らない生き方ができるかもしれない」──そんな希望が芽生えた瞬間でした。
ただ、そこから実際に行動に移すまでには時間がかかりました。
怖さもありましたし、知識も経験もゼロ。
それでも、「このまま何も変えなければ、また同じ不安を抱える」と思い、少しずつ勉強を続けました。
その積み重ねが、やがて「不動産投資スクールに通う」という決断につながっていきました。
30万円の不動産投資講座に申し込んだ理由|独学じゃ限界を感じた
独学で感じた「限界と不安」
不動産投資に興味を持ってから、最初は完全に独学でした。
図書館やAmazonで評判の良い本を読み漁り、ノートにメモを取って、自分なりに理解を深めようとしました。
でも、やればやるほどわからないことが増えていったんです。
「表面利回りって、何が“良い”とされるんだろう?」
「“再建築不可”の物件って本当に投資対象になるの?」
「そもそも、どこから物件を探せばいいのか?」
本には答えが載っていない。ネットの情報は人によって言うことが違う。
正解が見えないまま、情報の海で迷子になっていくような感覚でした。
「このまま独学を続けても、きっと動けないままだろう」
そう思ったとき、たまたま見つけたのが、ある不動産投資のスクールでした。
30万円を払ってでも学ぼうと思った理由
受講料は30万円。
当時の私にとっては決して安くない金額でしたが、体験講座で講師の話を聞いたときに、
「これは机上の空論じゃない。経験してきたから語れる鮮度ある情報だ。」と感じました。
とは言え、迷いました。正直、何日も。
でも、頭の中の“不安”と“期待”を何度も天秤にかけた結果、
「これは“浪費”じゃなくて“投資”だ」と思い、申し込みを決意しました。
決め手になったのは3つです。
- 現役投資家からリアルな話が聞けること 成功談だけでなく、失敗談も包み隠さず話してくれたのが印象的でした。
- 行動につながるカリキュラム ワークや現地見学があり、「知る」で終わらず「動く」に変わる内容でした。
- 安心して質問できる環境 サポート体制が整っており、疑問を放置しない姿勢が伝わってきました。
私は人見知りで、受講中に積極的に話すタイプではありませんでしたが、講師の一言一言に背中を押されるような感覚がありました。
そして、「これなら本当に一歩を踏み出せるかもしれない」と思えたんです。
その30万円の自己投資が、のちに私の人生を大きく変えることになりました。
このスクールで学んだことが、実際に1件目の購入につながりました。
気になる方は、私が通ったスクールの詳細をチェックしてみてください。
実際に学べたこと・役立ったこと
基礎から実践まで体系的に学べた
この講座で一番良かったのは、「不動産投資を体系的に学べたこと」でした。
本やYouTubeでも情報はたくさんありますが、正直どれも断片的で、初心者には“どこから手をつけていいか”がわかりにくい。
でも、このスクールでは、最初から最後まで「実際に買って運営する」までの流れを一気に学べる構成になっていました。
たとえば、こんなステップです:
- 不動産投資の全体像(物件取得〜入居後の管理まで)
- 融資の基礎と金融機関との付き合い方
- リフォーム費用の考え方や注意点
- 入居者募集や管理方法(自主管理と管理会社委託の違い)
- 利回り・キャッシュフローなど数字の見方
- 法律・税金の基本(最低限知っておくべき知識)
講師のリアルな経験談が一番の学びだった
講師が実際に購入・運営している事例をもとに話してくれるので、
頭だけで理解するのではなく、“現場での判断力”が自然と身につきました。
特に印象に残っているのは、「物件の選び方」と「出口戦略」。
それまで私は「安ければ良い」と思っていましたが、「安い=リスクが高い」「“安い理由”を見抜くことが大事」と教わり、考え方が180度変わりました。
「何を知らないか」がわかるようになった
講座の後半では、実際に自分の予算で購入できそうな物件を分析したり、融資のシミュレーションを行いました。
ただ聞くだけではなく、「自分ならどうするか」を考える構成だったのが大きな特徴です。
講座の内容がすべてそのまま使えたわけではありません。
それでも、「何を知らないのかが分かるようになった」──これが一番の収穫でした。
不動産投資は、最初から完璧を目指すものではありません。
でも、基礎を体系的に理解しておくことで、迷ったときに立ち戻れる“軸”ができる。
この講座で得たのは、まさにその“軸”でした。
独学のときは「何を調べればいいのかすら分からない」状態でしたが、
受講後は、物件を見ても「これは良い点」「ここは注意」と冷静に判断できるようになっていました。
今振り返ると、この講座で学んだ内容が、後の不動産運営における“土台”になっていたと思います。
感じたデメリットも正直に話します
内容が実践的すぎて最初は難しかった
講義内容はとても実践的で、実際に講師が購入した物件の事例など、リアルな話が多かったです。
その分、未経験者にとっては少しハードルが高く、専門用語や現場の流れを理解するのに時間がかかりました。
ただ、講師の説明は丁寧で、テキストもかなり詳しく作られていたので、復習すればしっかり理解できました。
(私は配布されたDVDを何度も見返していました)
講師との距離感が近すぎて、質問しづらい雰囲気も
もうひとつ感じたのは、講師との距離感です。
リピーターや熱量の高い受講生が多く、講義の休憩時間などは質問が集中してしまい、
人見知りの私はなかなか割り込めませんでした。
とはいえ、メールで質問できる仕組みが整っていたので、疑問を残さず解決できた点は良かったです。
教材がすべて紙で、ボリュームが多すぎた
もう一点、教材の量がとにかく多くて、ファイルを何冊も抱えることに。
内容自体は非常に充実していたのですが、紙媒体オンリーだったので持ち運びは不便でした。
今は電子化が進んでいるかもしれませんが、当時は収納スペースを取るのが悩みでしたね。
まとめ:大きな不満はないが、事前チェックは大事
全体的に満足度は高く、「この内容で30万円なら安い」と感じたのが本音です。
ただ、これから受講する人は、「自分のペースで学べるか」「質問しやすい環境があるか」
といった点をあらかじめ確認しておくと、より納得感のある学びになると思います。
FPとして見た「自己投資30万円」の価値
ここからは、ファイナンシャルプランナー(FP)としての視点から、30万円の不動産投資スクール受講をどう捉えたのかをお話しします。
「30万円」は高い?安い?──投資としての判断
正直、最初は金額を聞いて少し躊躇しました。
30万円といえば、決して小さくない金額です。
ただ、体験講座で講師や内容を確認して、「これはしっかりしたスクールだ」と感じたのと、実際に受講して不動産投資をスタートできた今振り返ると、結果的には良い自己投資だったと思います。
同じ会社が運営する株式投資のスクールにも参加してみましたが、自分の性格や感覚的な向き・不向きを考えたとき、
「自分には不動産投資のほうが合っている」と感じたのが決め手でした。
スクールで学んだ知識が実践で生きた
講義の中では、契約書や重要事項説明書のチェックポイントを学ぶ機会がありました。
実際に初めて物件を購入するとき、当時のテキストを見返しながら
「この内容はしっかり確認しよう」と冷静に判断できたのは、この学びのおかげです。
また、なぜその金額で売られているのか、
物件の背景を読み解く“感覚”のようなものも身についたと思います。
これは実務に入ってから本当に役立ちました。
数字以上のリターンもあった
当時の私は、パワハラで自信を失っていた時期でもありました。
そんな中で「スクールに通う」と決めたこと自体が、小さな挑戦であり、自分を取り戻すきっかけになりました。
また、「せっかく30万円払ったんだから元を取ろう」という気持ちが
行動の原動力にもなり、結果的にそれが最初の一歩を後押ししてくれたと思います。
独学との違いは「正確さ」と「スピード」
もちろん今は、書籍やYouTube、SNSなどで無料で学べる時代です。
それでも私が感じた大きな違いは、情報の正確さと鮮度。
スクールは会社がしっかり監修しているだけあって、最新の事例や実務に即した内容が多く、信頼性がありました。
そしてもうひとつは「学ぶスピード」。
体系的に整理されたカリキュラムで学ぶことで、自分ひとりで遠回りするよりも圧倒的に早く理解を深めることができました。
お金をかける前にできることもある
FPとして言えるのは、
「いきなり高額な講座に申し込む必要はない」ということです。
まずは無料でできる範囲──書籍やYouTube、セミナーなどで基礎を学び、
それでも「もっと深く学びたい」と思ったタイミングでお金をかけるのが良いと思います。
結局のところ、学びに投じたお金は“使い方次第”で資産にも浪費にもなる。
その差を生むのは、行動に移せるかどうかだと感じています。
初心者がまずやるべきこと|無料でできることも紹介
ここまで「スクールに通う前の話」をしてきましたが、私自身、最初からお金をかけたわけではありません。
むしろ最初は、“無料でできること”から始めた派です。
書籍で「全体像」をつかむ
不動産投資を意識し始めた頃、まず手に取ったのは本でした。
書籍は、投資家それぞれの考え方や手法が分かるのが魅力です。
同じ「不動産投資」といっても、
・区分マンション投資
・戸建て投資
・一棟アパート投資
などスタイルが違い、それぞれのメリット・デメリットを理解することができます。
この段階で、
「自分はどのタイプに興味があるのか?」
「どんなリスクを取れるのか?」
をざっくりイメージできたのは、本から得た大きな学びでした。
セミナーは要注意、目的を持って参加を
一方で、不動産会社が主催する無料セミナーにも参加しましたが、中には営業色が強かったり、強引に契約を迫るような内容もありました。
もちろん、全てが悪いわけではありません。
中には本当に参考になる話もあります。
ただ、「この会社の物件を買ってください」という前提で話が進むケースもあるので、
“情報収集目的”と割り切って参加するスタンスが大事だと感じました。
無料の情報だけでは「限界」もある
正直なところ、書籍やセミナーで全体像はつかめるものの、実際にどう行動に移すかまではイメージしづらい部分もありました。
私は無料情報を得た段階で、
「じゃあ実際に物件を見てみよう」とは思えなかったタイプです。
どの段階で動けばいいか、判断が難しかったんです。
今振り返ると、“無料で知識を得ること”自体に意味があると思っています。
最初から完璧に理解しようとする必要はなく、
とにかく興味を持って「触れてみる」ことが一番大事です。
まずは本から。動くのはそのあとでOK
不動産投資に限らず、
どんな分野でも「最初の一歩」は書籍から始めるのがおすすめです。(図書館にもある)
内容の濃い本も多く出版されています。
そして、続けるか・やめるかは、その先で決めればいい。
「自分には合わない」と思えば、やめたっていいんです。
逆に「もっと知りたい」と思えたなら、その時が次のステップです。
不安な人は、気軽に相談してみるのもアリ
もし、「一人で調べてもよくわからない」「行動に移せない」という方は、
私が行っている初回相談(1,000円)を活用してもらえたらと思います。

「本を読んだけど、次どうすればいい?」
「自分に合う投資スタイルを整理したい」
そんな方に向けて、私自身の経験をもとにお話ししています。
強引な営業は一切ありませんので、気軽に相談してもらえれば嬉しいです。
まとめ|一歩踏み出したあの日の自分に感謝
不動産投資を始めたことで、私の中でいちばん変わったのは「会社にだけ依存する不安」からの解放でした。
かつてはパワハラを受け、毎日怯えるように出勤していた自分が、
「もしまた働けなくなっても、別の収入源がある」という安心感を持てるようになったのは本当に大きかったです。
「自分の力で稼げた」と思えた瞬間
初めて家賃が入金された日のことは今でも覚えています。
会社では“無能”とか“給料泥棒”と言われていた自分が、初めて自分の力でお金を稼げた瞬間でした。
正直、数万円でも手が震えるほど嬉しかったです。
そのとき、「自分でもできた」という実感が、心の底から湧いてきました。
怖さもあった。でも、やってよかった。
もちろん、怖さもありました。
数百万円を振り込むときはかなり緊張しましたし、「もし失敗したら…」という不安もありました。
でも、あの一歩を踏み出していなければ、今の私はきっといなかったと思います。
不動産投資そのものよりも、「挑戦する勇気を持てた」ことが、最大のリターンだったのかもしれません。
「自分に合う副収入」を見つけることが大事
最後に伝えたいのは、
副収入を得る方法はたくさんあるということです。
不動産投資はそのひとつに過ぎません。
大切なのは、自分の興味や得意を生かせる分野を見つけること。
それが不動産でなくても全然いいと思います。
それでももし、「不動産投資に興味がある」「少し話を聞いてみたい」という方がいれば、私がサポートします。
無理なく、あなたのペースで一緒に考えていけたらと思います。
一歩踏み出したあの日の自分へ
あの頃の私は、自信もなく、先の見えない不安の中にいました。
それでも「何かを変えたい」と思って踏み出した一歩が、今の私を作っています。
あのときの自分に、心から言いたいです。
「よく頑張った。あの決断は間違ってなかったよ」