適応障害で「転職が怖い」と感じていた私が、再発しないためにやった現実的な準備3つ

適応障害で転職が怖いと感じた人のための準備と体験談

適応障害で休職し、

「もう一度働くのが怖い」と本気で思っていました。

転職が怖かった理由は、仕事そのものよりも、また同じ状態に戻ってしまうのではないかという不安でした。

目次

適応障害で転職が怖かった一番の理由

適応障害で休職していた頃、

私は「転職が怖い」とずっと感じていました。

その理由は、

  • また体調を崩してしまうのではないか
  • 次の職場でも、人間関係に悩まされるのではないか
  • もう自分は、使い物にならないのではないか

でも、正直に言うと、一番怖かったのは「働くこと」そのものではありません。

また、同じ状態に戻ってしまうこと。

それが何より怖かったのだと思います。

休職初期は体調がとても悪く、その経験があるからこその気持ちだったと思います。

また倒れるかもしれないという恐怖が襲ってきた瞬間

転職後の通勤途中、駅のホームで電車を待っていたときのことです。

以前、通勤中に気を失ったときの感覚が、突然フラッシュバックしてきました。

「またここで倒れたらどうしよう」

そう思った瞬間、思考も体も止まってしまい、電車を一本見送りました。

「この電車に乗らなければならないのに…」

頭では分かっていても、体は正直で、勝手に反応してしまいます。

そのあと、家に引き返すか迷いましたが、結局、次の電車に無理して乗りました。

今振り返ると、そのとき私は、

自分が怖がっているのは、

“今起きていること”ではなく、

“過去に起きた出来事”なのだ

と、どこかで認識していたのだと思います。

同時に、

「この程度のことで逃げてはいけない」

そんな考えも、正直ありました。

当時はそう思っていましたが、

今は「逃げること」と「自分を守ること」は違わないと思っています。

転職そのものより、「再発」が一番怖かった

転職活動で一番不安だったのは、

  • どんな仕事か
  • 条件はどうか

よりも、

また心と体が壊れてしまわないか

という一点でした。

「次こそは失敗できない」

「また同じような環境だったら、どうしよう」

そう思えば思うほど、一歩踏み出すのが怖くなっていきました。

当時の私は、復職するか、転職するかでかなり迷っていました。

そのときに考えていたことは、こちらの記事にまとめています。

それでも、医師やカウンセラーと相談した上で、体調に不安を抱えながら、休職中に転職活動を始めました。

当時の気持ちや、実際にやっていたことは、こちらの記事にまとめています。

転職前にやってよかった準備①:生活とお金を一度ぜんぶ見える化した

当時、私はざっくりですが、100万円あれば、半年くらいは生活できるだろう

と考えていました。

家計を完璧に管理していたわけではありません。

それでも、

「少なくとも半年は、大丈夫だろう」

という目安を持てたことで、転職に対する恐怖は、かなり小さくなりました。

今振り返って思うのは、適応障害からの転職が怖い理由の多くは、

実は「お金に関する不安」が大きいということです。

転職が怖い気持ちの正体は、「仕事」ではなく「生活」でした。

特に私は、再発を恐れていて、

再び働けなくなり、無収入になる恐怖が大きかったと記憶しています。

休職中は傷病手当金を受け取りながら生活していました。

申請の流れや、実際にどれくらいの期間もらえたのかは、こちらの記事にまとめています。

転職前にやってよかった準備②:「無理だと思ったら、すぐ辞める」と決めていた

私は転職する前から、ひとつだけ自分に約束していました。

もう無理だと思ったら、すぐ辞める。

無責任に聞こえるかもしれません。

でも、自分を守るためには、

それくらい割り切らないといけないと感じていました。

実際、次の職場は約1年で退職しています。

人間関係はとても良かったです。

そのお陰で、仕事に真剣に向き合うことができました。

その結果、

  • 自分に合う仕事とは
  • やりたいことは何だろう

と考えられるようになり、再び転職する決意をしました。

適応障害からの転職は、マイナス状態からの転職。

2回目の転職は、プラス状態からの転職だったと捉えています。

転職前にやってよかった準備③:「逃げてもいい」という選択肢を用意していた

②と少し被る部分もありますが、もし次の職場もダメだったら、再びすぐに転職するのではなく

  • 実家に戻る
  • 貯金を切り崩しながら
  • アルバイトでしばらく生活する

そう決めていました。

職歴に空白ができてしまうかもしれませんが、体調最優先で考えるようになりました。

また、休職を経験したことで、

「そもそも自分は会社員に向いていないのではないか」

という疑問も、少しずつ芽生えていました。

その頃から、

いつかは独立するという選択肢も、少しずつ考えるようになりました。

逃げ道を用意していたからこそ、少しだけ安心して、次に進むことができたのだと思います。

実際に転職してみて、正直しんどかったこと

半年以上の休職を経ての復帰だったため、

最初はフルタイムで働くこと自体が、正直きつかったです。

休職後期は午前中はリワークに通い、午後に図書館へ行くという生活を送っていましたが、

実際に働くとなると、やはり体への負担が最初の1ヶ月くらいは大きかったです。

さらに、給料はほぼ半分近くになりました。

この変化は、思っていた以上に精神的に堪えました。

一方で、想像よりも楽だったこともあります。

上司の顔色を過剰に気にせず、仕事ができるようになったことです。

振り返っても感謝しかありませんが、一人の人間として接してくれることがとても有難く、尊いことに感じました。

「適応障害は治ったのか?」と聞かれたら

今でも、ときどき不安になることはあります。

でも、当時の自分と今の自分で一番違うと思うのは、

完璧を目指さなくなったことと、

分かり合えない人や環境から、そっと離れることを選べるようになったことです。

正直に言うと、治ったと言えるかどうかは分かりません。

ただ、壊れにくい生き方に、少しずつ変えてきた。

それが、今の自分の実感です。

今、転職が怖いあなたへ

転職が怖いと感じているあなたは、弱いわけでも、甘えているわけでもありません。

むしろ一度、心や体が限界までいった人ほど、次の一歩が怖くなるのは当たり前だと思います。

私もそうでした。

怖かったのは、転職そのものではなく、

「また同じ状態に戻ってしまうかもしれない」ことでした。

そしてもう一つ、はっきり言えるのは、転職が怖い気持ちの正体は、

仕事や能力への不安の裏にある、生活とお金への不安であることがとても大きい、ということです。

私自身も、

「とりあえず、半年くらいは生活できる」

そう思える目安が見えただけで、怖さはかなり小さくなりました。

本当は、1年くらい安心して暮らせる貯金があればベターだと思いますが、

それでも先が少し見えるだけでも、不安は和らぎます。

もし今、動けなくなっているなら、いきなり転職活動をしなくても大丈夫です。

まずは、ざっくりで良いので

  • 最低いくらあれば生活できるのか
  • どれくらいの期間なら立ち止まれるのか

この2つだけでいいので、書き出してみてください。

それだけで、

「何が怖いのか分からない状態」から、

「対処できる不安」に変わります。

そしてもう一つ。

無理に強くならなくていいです。

全部に立ち向かわなくてもいいです。

話が通じない人や、自分をすり減らす場所からは、

そっと離れていいと思います。

私は今、はっきりそう言えます。

転職が怖いあなたは、

ちゃんと自分の人生を大事にしようとしているだけです。

もし今、お金や生活の不安が整理できずに動けなくなっている方がいたら。

話すことで少しでも気持ちが軽くなるなら気軽な気持ちで、一緒に整理できたらなと思います。

▶︎お金と心の整理セッション

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次