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リボ払いをしない方が良い理由

新年はお金の使い方を見直す良い機会です。コロナ禍でネットショッピングをする機会が増え、クレジットカードの利用が増えている方もいるのではないでしょうか。お金の相談に来られる方が高頻度で利用しているリボ払い。私はリボ払いは絶対にすべきでないと思っています。そこでクレジットカードに付随するリボ払いについて書いてみたいと思います。

Contents

リボ払いとは?

正式名称はリボルビング払いと言い、カードの利用金額や件数に関わらず、予め設定した金額を毎月支払う方式です。例えば月々の支払いを2万円に設定した場合、10万円の買い物をしても、月々の支払いは2万円ということになります。言葉だけでは分かりづらいと思いますので、図で説明します。

<条件>
30万円の商品を購入
毎月の支払額2万円(定額コース)
手数料(実質年率)15.0%の場合、下図のようになります。

楽天カードリボ払いシミュレーション

https://www.rakuten-card.co.jp/adjustment/revo/simulation/20180910/?l-id=corp_re_revo_01_revo-simulation

毎月2万円の支払いなので、15ヶ月に渡り支払うことになります。

リボ払いで借金地獄に

15回で支払いは終わりますが、途中で別の買い物をすると残高が増えることになり、その分支払い終えるのが先延ばしになります。先延ばしになる分手数料が余分にかかってしまうのです。上記の例だと、最終的には30万円の買い物で33万円を支払うことになり、30万円の物を購入するのに余計に3万円支払う必要があります。

リボ払いについて調べると、メリットを目にすることもありますが、お勧めできません。理由としては、借金地獄に陥る可能性があるからです。毎月一定金額の支払いで計画が立てやすいのになぜ借金地獄に陥るのでしょうか。

それは、残高が減らないうちに次の買い物をしてしまうと残高が減らずに支払いがずっと続いてしまうことになるからです。先述の通り、支払いを終えていない状態で更に別の物を購入すると支払いを終えるのが遅くなり、その分手数料を負担しなければならなくなります。これが続くと知らないうちに、返済金額が増え借金地獄に陥ってしまうのです。

因みに住宅ローンの金利は1%未満であることが多いのですが、リボ払いはその15倍以上の15%に設定されていることが多いです。

リボ払いをなぜよく目にするのか

クレジットカードを申し込む際に、リボ払いを設定するという項目があります。あまり説明を受けないまま設定する人もいるのではないでしょうか。リボ払いに申し込むとキャッシュバックや追加でポイントが付くなど、キャンペーンを行なっている事が多いです。クレジット会社としては、上述の通り手数料が取れるので大体的にキャンペーンを打ち利用してもらうことで、手数料で稼ぐことができるからです。

私も先日、クレジットカード会社からのメルマガで3万円以上利用でキャッシュバックというお知らせを受けました。おいしい話には裏があるとよく言いますが、少し疑問の目を持ち立ち止まってみると良いと思います。

既にリボ払いをしている人は

既にリボ払いをしている人で、お金に余裕がある人はほとんどのカードで一括返済ができると思うので、ご利用のクレジットカードを確認してみてください。一括返済することで今後掛かるはずだった手数料が掛からなくなります。支払いが終わった段階でリボ払いを止めてしまうのが良いと思います。

一括返済が難しい場合は、繰り上げ返済もできますので余裕がある時に多めに支払い手数料を減らすことができます。

現在の自己資金に合った方法で是非試してみてください。詳しく知りたい、方法が分からない場合はお問い合わせよりご連絡ください。

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