記事を書くにあたり
今日は少し暗い話題ですが、私が受けたパワハラについて書きたいと思います。
なぜ書こうと思ったか
Fcationの理念として、「お金のことで悩まない世界」と「パワハラを無くす」という理念を掲げています。
パワハラの経験をstandfmで配信すると、同じように苦しんでいる方が多くいることに気付かされました。
パワハラを受けている時は、自己肯定感が低くなり、自分がダメだからパワハラを受けているという錯覚に陥ります。
当時のことを思い返すと暗いトンネルの中には絶望しかなく、明日が来なければ良いと思っていました。Standfmで配信をしていて、同じような経験をされている方と出来事を共有することで、辛い思いが和らぐという感想をいただき、記事にしてみようと思いました。
私は幸いなことに、信頼できるカウンセラーや心療内科の先生に出会えたことで再び生きる活力を得ることができました。
また、パワハラを受けたとことで将来(お金)のことを考えるきっかけになり、ファイナンシャルプランナーを目指すことにもなりました。
このことからFcationの理念はできました。
心ない人は、「パワハラを受ける方にも問題がある」という声を聞きますが、被害者としてとても残念であり、それは間違っています。
私はお世辞にも仕事ができる方ではありませんでしたが、それでも責任を持ち仕事をしてきました。
仕事で上司に指導を受けることはありましたが、それはパワハラではなく、納得感のある真っ当な指導でした。
指導とパワハラは全く異なるものです。パワハラは大人のイジメです。
悪いのはあなたではなくパワハラをしている方です。
パワハラの経緯
新卒で入社した会社で5、6年が経った頃、加害者Mが私の部署に異動してきました。
Mは、前々からパワハラ気質で先輩も被害を受けていました。不幸なことに私はMと仕事をすることになりました。
この時点で嫌な予感はしていたのですが、残念ながら嫌な予感は当たりました。
パワハラのお手本のような言動の数々を私にしてきました。
こんな言動はパワハラです
・会議中に他のメンバーがいる前で怒鳴られる。
・会議室で1時間以上叱責される
・就業後も個人用メールで暴言
「お前なんかやめちまえ」「新人以下だな」「バカは帰れ」「なんで会社はお前を雇ったんだろうな」などなど怒鳴られたり、叱責される理由は何一つ真っ当なものはありませんでした。締め切りまで1週間もある仕事を終えていないと、それに対して怒鳴られたりしました。
突然変わる仕事の締切は、締め切りという言葉が何なのか分からなくなるほどでした。パワハラと共に突然変わる締め切りにも怯える日々でした。
パワハラを受け続けて
パワハラを受け続けると、自己肯定感が低くなり正常な判断ができなくなります。
理不尽な理由で叱責されているにも関わらず、段々と仕事ができないから叱責されているのではと思うようになります。
この状態になってくると自力ではどうすることもできなくなります。
こうなる前に、人事なり上司なりに相談しておくべきだったと反省しています。
こんなのパワハラじゃないなと思わず、信頼できる人に相談しておくことがとても重要だと思います。
この時点で誰も真剣に話を聞いてくれない場合は、きっぱり会社を辞めてしまうのも手だと思います。
当時在籍していた会社は相談すれば親身になってくれる人が多くいたにも関わらず一人で抱え込んでしまい相談できませんでした。
結局私は一人でパワハラ問題を抱え続けてしまい、ある日突然会社に行けない体になってしまいました。それまでは日々蜃気楼の中にいるようなぼんやりとした感覚で何とか毎日を過ごしていましたが、細いながらも繋がっていた意識と体が突然分離してしまい、何も考えられずそして体も動かなくなりました。
結局その日から仕事へ行けなくなり、半年以上休職することになりました。診断結果は適応障害。
パワハラを受けている時も辛かったのですが、休職期間も同様に辛かったです。
思っているよりも心の病は治すのが難しく、個人的には以前のような自分を取り戻せることはないと思っています。(別の自分になる感覚)
復帰の経緯についてはまた別の機会に書きたいと思います。
パワハラの証拠を残しておく
後々になって証拠をもっと残しておくべきだったと反省しています。
今であれば、録音も容易にでき、それは動かぬ証拠となります。
Mはパワハラだと思っていなかったのか、心ない言葉の数々をメールでも送ってくることがあったのでそれは証拠になりました。一部見るのも辛くて消してしまったものもあります。いずれにせよ証拠を残しておくことが大事です。いつ何を言われたかメモを残しておくことも有効です。
パワハラは明確な加害者がいるにも関わらず社会的制裁を受けることはあまりありません。社内ですら何の処分もなく穏便に済まされてしまうことだってあります。
自分の身は自分でしか守れない
パワハラを受けた経験者として実感したことは「自分の身は自分でしか守れない」ということです。もちろん周りに相談をして手助けをしてもらうことは可能ですが、一番有効なのはパワハラ加害者から逃げることです。
辛いと感じたら周りのことは一旦置いておいて自分のことを最優先に考えてください。自分を蔑ろにしてしまうと体も心もボロボロになってしまい、元の生活に戻るまでに大変な思いをしなくてはなりません。そうなる前に是非自分を守ってください。
この記事へのコメントはありません。